2023年11月10日 日本経済新聞本紙より
三菱UFJ銀行が、農業事業者の環境・人権認証の取得状況を管理できるシステムの開発の検討を開始する、というニュースについてまとめます
ニュースのポイント
- 東南アジアでパーム油農家向けに2024年から実証実験を始める
- ブロックチェーン上にウォレットと呼ぶ「口座」を作る
- パーム油農家らがウォレットを介して、決済に利用できるか実用性を探っていく
ブロックチェーンでウォレットを管理
三菱UFJ銀行はブロックチェーン(分散型台帳)を活用し、農業事業者の環境・人権認証の取得状況を管理できるシステムの開発を検討する。
東南アジアでパーム油農家向けに2024年から実証実験を始める。ブロックチェーン上の口座提供など金融サービス開発の余地を探る。
実証実験では誰もが参加できるパブリックブロックチェーン上にウォレット(電子財布)と呼ぶ「口座」をつくる。環境や人権に配慮した生産を証明するRSPO認証を取得した農家らがウォレットを介して、決済に利用できるか実用性を探る。
MUFG デジタルアセットプラットフォーム Progmat
三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、次世代デジタル資産プラットフォーム「Progmat(プログマ)」の開発・提供を進めています
以下の記事は、Progmatが誕生した背景や経緯について時系列にまとまっています
今回の実証実験とProgmatとの関連については、言及されていません
RSPO 持続可能なパーム油のための円卓会議
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)とは、パーム油産業に関わるさまざまなステークホルダーが集まり、持続可能なパーム油の普及を推進する非営利団体です
今後の予定は?
RSPO認証を取得した農家らがウォレットを介して、決済などに利用できるか実用性を探る、とのこと
以上