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【API】BaaSを拡大する三菱UFJ銀行、24年に紀陽銀行、東急リバブルにシステム外販

2024年3月6日(水)日本経済新聞本紙より

三菱UFJ銀行は、預金・融資や資産運用といった金融サービスを提供するBaaSを拡大するとのこと

ニュースのポイント

  • 三菱UFJ銀行がBasS事業を拡大、将来の新規顧客獲得の基盤に
  • 24年に、東急リバブル紀陽銀行にマネーキャンバスのシステムを外販
  • 不動産、電気・ガスなど、100社超の企業と異業種連携を協議中

三菱UFJ銀行、システム外販

三菱UFJ銀行は、預金・融資や資産運用といった金融サービスを「黒子」として銀行が外部提供するBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)を拡大する。

まず投資信託や保険を売るシステムを東急リバブル紀陽銀行に外販する。

さらに事業会社向けに預金口座の開設などができるスマホアプリも作り、100社超と導入協議する。

貯蓄から投資への機運の高まりを追い風に異業種連携を進める。

これまでの課題や背景など

BaaSは航空会社や百貨店に広がりをみせており、住信ネット銀行などのネット銀行がポイントなどを強みに先行してきた。

三菱UFJ銀行は、BaaS事業を将来の新規顧客獲得に向けた事業と位置づける。

東急リバブルの構想

マネーキャンバスのシステム導入に伴い、24年に新築マンションの購入者などが資産を運用できるサービスを始める。

紀陽銀行の構想

15日からアプリで三菱UFJ銀行と連携して金融商品を販売するサービスを始める。紀陽銀行の公式アプリやホームページから利用可能。

異業種連携、100社超と協議

過去にはNTTドコモのアプリで口座開設できるようにしており、同様のサービスを他の業種でも連携できるようにする。

不動産、小売りや電気・ガスなど100社超と導入に向けて、協議中している。

まとめ

いよいよ、銀行の営業(渉外)もアウトソーシングする時代に突入します

以上