2024年1月30日(火)日本経済新聞紙面より
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は2024年春から個人向け金融サービス「Olive(オリーブ)」の機能を拡充するとのこと
ニュースのポイント
- 2024年春から個人向け金融サービス「Olive(オリーブ)」の機能を拡充する
- オリーブの専用カード1枚で複数のクレジットカードを使えるようにする
- 会員数の3割にとどまる中高年層の開拓をすすめる
これまでの課題は何?
中高年層などの既存の使い慣れたクレカを複数枚持つ顧客からは不満の声があった。オリーブで使えたのは加入時に新規発行したカードのみで、過去に作ったクレカは使えず、財布に入れて持ち歩く必要があったためだ。
解決策は?
24年春からはオリーブとは別に使っていた既存のクレカも登録できるようにする。利用者が持ち歩くのはオリーブの専用カード一枚で、決済前にスマホで番号を切り替えれば、登録した複数のクレカで決済できるようにする。
オリーブは、1枚のプラスチックカードの決済手段をアプリ上で切り替える「フレキシブルペイ」と呼ばれるシステムを採用している。ビザと三井住友カードが開発した世界初の機能という。
効果は?
日本クレジット協会によると、一人あたり平均3枚程度のクレカを保有している。年齢層が高いほど保有する枚数が多くなる傾向があるとみられ、多く持ち歩けば紛失リスクが高まったり、財布のスペースを多くとるといった課題がある。オリーブに複数枚のカードを登録すれば持ち歩く数を大きく減らすことができる。
今後の課題は?
リテール分野は楽天銀行の口座数が1500万をうかがう水準まで増えるなどフィンテックとの競争が激しさを増している。三井住友FGは昨年2月、オリーブの目標を「5年で1200万アカウント」としていた。目標を達成するには単純計算で年平均240万人を獲得する必要がある。
まとめ
私もオリーブ作りました。
以上